「働きたくない」という熱い想いだけは誰にも負けない

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【公園に落ちていたエロ本の思い出】パッとしない人でも一芸に秀でればヒーローになれる

今までパッとしなかった人間がある日、ヒーローになる。そんな話は沢山存在する。

 

例えば、ポールポッツ。一見ただの変哲もないオッサンだが、テレビで美声を発揮したことから、携帯販売員から世界的なオペラ歌手となった。

彼が「美声」という一芸を持っていなかったら、冴えない人生で終わっていただろう。

 

人間だれしも一芸に秀でれば、ヒーローになれる。ボクはこの教訓を小学生時代、不登校だったT君に教えてもらった。

 

Superman

 

公園に落ちていたエロ本のページを誰よりもうまくめくるT君

 

昔は公園とか木陰にエロ本がよく捨てられていた。小学生だったボク達はもちろん興味津々。スタンドバイミーのように、死体の代わりにエロ本を探しにいったもんだ。

 

いじめっ子に遭遇し、危機を切り抜けたりしながら、やっとのこと公園でエロ本を発見。しかし、そういうエロ本は雨に濡れてカピカピ、触ればすぐに破れてしまう状態。というかそもそも何か触るのイヤだ。衛生的に。

せっかく見つけたのに、無造作に開いたままになっている熟女の蒸れたケツしか見れないのは、非常にやるせない。

 ここで登場するのが、不登校のT君。T君はかなりのアホで中々ユニークな顔をしていた。親が社長なので、彼はよく金をむしりとられていた。めちゃくちゃパッとしない男なのである。

 

そんなT君はエロ本を見るや否や、おもむろにポケットからアイスの棒(あの感じは井村屋あずき棒だったと思われる)を取り出し、そのエロ本に差し込んだ。

 

「T君なにしてんの…」心配するボク達をよそに、T君はアイスの棒を使って、そのエロ本のページをぺりぺりめくり始めた。カピカピのエロ本が破れることなく、次々ページがめくられていく。魔法を見ているようだった。

 

『エロ本めくりの魔術師』という異名がついたのかどうかは知らんが、いじめられ気味だったT君は皆から重宝されるようになった。

 

T君が持つアイスの棒はもはやアイスの棒ではない。「エロ本めくりのエクスカリバー」だった。少なくともボクの目にはそう見えた。

 

T君は「アイスの棒を使い、エロ本のページを破らずめくる」という小学生時代にしか重宝されないであろう一芸でヒーローになったのだった。

 

ゼネラリストよりエキスパートを

 

EXPERT

T君の例からわかるように、人間というものは何でもそこそこ優秀より、ひとつのことがめちゃくちゃできる、というのが一番良いのじゃないかと思う。

 

会社は新卒を採用したら、本人の希望を無視して、色んな部署につかせる。事務希望が営業させられたり、研究が営業に行かされたり…

 

確かにお客さんが何を望んでいるかを知るのは大事だとは思う。しかし、海外では研究で入社した人は余計なことをせず、ずっと研究している。

 

営業を3年経験し、研究に戻れたとしても海外とでは3年、経験の差が広まっていることになる。若いころの3年っつったら、結構大きい。それから全力疾走したとしても、海外のそいつに追いつくのは難しいんじゃないか。

 

何をさせてもそこそこ優秀な人は、何かひとつだけ飛びぬけてすごい能力がある、というのはあまり聞かない。

 

レベルは高いけど、万便なく上げたステータスを見たとき、「うん、なんか中途半端だね…」ということになる。ゲームだと勇者みたいなステータスだが、会社はその勇者みたいなヤツばかり求める。戦士や魔法使いや僧侶はいらんのか?という話である。

 

部署ごとの役割はあるにしても、営業社員は皆、同じようなことをしている。特別何かに秀でている人はいない。

 

ボクはゲームだと防御力ばかり上げ、死なないようにして、敵をチマチマ攻撃するのがスタイル。全部万遍なく上げるのは面白くない。

 

Gladiator File

 

T君が何でも万遍なくできていたとしたら、あそこまでのヒーローにはなれなかっただろう。アイスの棒でエロ本のページをぺりぺりめくる、あの能力だけ、ずば抜けて高かったからあそこまでひっぱりだこのヒーローとなったのだ。

 

T君は最後まで学校には来なかったけど、エロ本探しで呼び出された時だけは嬉しそうだった。今、親のあとを継いで町工場の社長をしているが、エロ本を器用にめくっている時のあの輝きを忘れず、頑張っていてくれていることを望む。