「働きたくない」という熱い想いだけは誰にも負けない

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【給食の思い出】うまい話には大きな代償がある

世の中には「うまい話」というのが溢れている。

「1日10分で月収100円!」とか言うアレだ。

 

こんなモンあるはずがない。

「そんなうまい儲け話があるなら、自分達がやってるはずだ」と言われるが、ホント、その通りである。

自分しか知らない儲け話を誰が教えるか。一週間後地球滅亡するとなっても誰にも言わん。

 

しかし、うまい話に乗り、たまたまうまくいってしまう人がいる。そんな人だってずっとうまく行くものではなく、どこかで後悔してしまうものだ。

「うまい話には大きな代償がつく」。このことをボクは中学生の給食を通して学んだのだ。

 

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思いもよらない完璧なトレード

 

クラスにマー君という大人しい子がいた。この子は嫌いな食べ物が多く、給食はほとんど食べない。そんなマー君とボクが隣の席になった。

 

彼は当時深夜にやっていたドラマ『トリック』の話と、嫌いな食べ物の話しかしない変わった子だった。

「実は山田直子と上田教授は違う道に行かされていただけで、橋がなくなってたんじゃなかってん。あと今日の給食は肉ばっかりやから食べてな」こんな感じだった。

 

彼の食べられないものは肉、魚、野菜、トロトロした物。要は、ほとんど食べられない。

 

カレーとか肉料理とか、サラダとか全然食べられないのだ。普段何食べてんの?

 

一方、マー君の好きなモノは「牛乳」だった。それは幸運にもボクの嫌いなものだった。話合いの結果、ボクがマー君の嫌いなモノ(肉、魚、サラダ)を食べ、マー君はボクの嫌いな牛乳を飲むことになった。

 

これこそウィンウィンというヤツだろう。その辺の企業の取引じゃあ、とても達成できない。奇跡のトレードであった。

 

You Are Not Alone

 

うますぎる話には代償があった

 

何の問題もなく、給食トレードは進み、お互い『トリック』の話で盛り上がった。

 

マー君とはクラスがずっと一緒だったし、食べるときにグループになるのだが、これもずっと一緒。だから中学の3年間、ずっとこの奇跡のトレードは続いたのだった。

 

しかし、ある異変が起こる。マー君はボクと同じで背が小さかったのだが、彼だけ背がぐんぐん伸び、しまいにはボクとは頭ひとつ分ぐらいの差がついた。

 

「なんでボクだけ…小さいままなんだ?」答えは0.5秒で出た。

中学3年間、ほとんど牛乳を飲まなかったからだ。

 

マー君は他の人よりカルシウムを倍摂取していた。決して背が高くなる家系ではないのに、170cm越えをしたのは、確実にボクの牛乳のおかげだ。

 

一方、ボクは全く背が伸びない。摂取するはずのカルシウムをすべてマー君に捧げていたからだ。

 

うますぎる話には大きな代償がある。ボクは伸びるハズの背を犠牲にして、このことを深く痛感したのだった。というか、マー君にとってもうますぎる話だったハズだが、なんでもボクだけ…。

 

 うまく行ったことは疑え

 

仕事でも同じようなことが頻発する。

うまく行きすぎる仕事は悩むこともなく、難しいこともない。その代り学べることは、うまくいかなかった仕事に比べて、少ないハズだ。

 

簡単な仕事ばかりしていても、成長しない。簡単にできる仕事は「コンフォートゾーン」。

ちょっと難しい仕事は「ラーニングゾーン」と言い、このラーニングゾーンの仕事をすることが、一番自分の成長につながるらしい。

 

ボクは牛乳を飲んでもらっていたけど、これは「コンフォートゾーン」での行いだったのだ。

嫌いなモノを我慢して飲む。これは「ラーニングゾーン」。

 

我慢して飲むことで精神力も鍛えられるし、ついでに背を伸ばすカルシウムも得られる。

牛乳を飲むのはいいことばっかりだったのだが、ボクはそれをしなかった。うまい話に、うまくいきすぎることに甘えてしまって、自らの成長を止めてしまったのだ。(精神的にも肉体的にも)

 

やはりうまい話に乗るのは、しばらくはうまく行くかもしれないが、どこかで大きな代償を伴う。あの時、気づけていれば、ボクの背は今頃180cmを越え、女にもモテモテ。こんな惨めな人生を歩むこともなかったのだ。