「働きたくない」という熱い想いだけは誰にも負けない

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知ったかぶりは百害あって一利なし

前の先輩がスマホの操作を全く知らないのに「知ってる」と言ってきかなかった。

その先輩がたまに質問してくる。

「ネット開けなくなってんだけど」

 

ボクは渋々教える。

「iOSですか?」

「え!?…う…うん」

 

見たら、思いっきりギャラクシーだった。

iOSとAndroidの違いもわかっていなかった。

本人にとって「トラブル的なものは仕方ないけど、iOSというものがわからないのはダサいんじゃないか」と思って知ったかぶりをしたんだろう。

 

この先輩はスマホだけでなく、他のことも知らないのに「知ってる」と言う人だった。この知ったかぶりのせいでボクがどれだけ苦労したことか。知ったかぶりに良いことなどひとつもない。

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知ったかぶりは余計な仕事を増やす

 

先輩は方向音痴だ。お客さんの所へ行くにもいちいち紙の地図を見てメモして行く。しかし、大阪とか兵庫とか遠出になると、メモだけでは行けない。そもそも他県の地図はウチにはない。

 

「ちょっと住所言うから、ネットで地図出してくれ」

 

毎回、このような頼みごとをされる。プリントアウトし、進む道を蛍光ペンで塗っていく。めっちゃ面倒くさい作業だ。

 

スマホがあるから、スマホのナビで行けば迷わずスッといけるのに。しかし、先輩はスマホを全く使えない。

 

あまりに鬱陶しいので、ちょっとイジワルの意味も込めて言ってやった。

「スマホのナビが便利ですよ」

 

すると先輩は焦りながらこう言った。

「い、いや、毎回ナビ使ってんだけどね。一応ね。一応」

ウソだ。使ってない。というか使えないのだ。使えないなら使えないと言ってくれ。教えるからそのナビで行ってくれれば、ボクも余計な作業をしなくても済む。

 

「ナビ入ってます?使い方教えましょうか?」

「いや、いい。わかってるから」

こう言ってまたボクに地図作製を命じる。

 

この繰り返しでボクはその会社にいた2年間、ずっと地図をプリントアウトしていたのだ。この先輩の「知ったかぶり」のせいで多大な時間を無駄にしてしまった。

 

知ったかぶりは学ぶチャンスを失う

 

この前、酒の席で『ダーティハリー』の話になった。ボクは2までしか見てないのにも関わらず、いかにも「全部見てます」みたいな態度で話をしてしまった。

 

男なら誰しも「知識で負けたくない」という特定の分野があるものだ。

ボクにとってそれは「70年代のロック」と「映画」だった。その他は問題なく「知らん」で済ませられるのだが、この二つだけは知らない知識で踏み込まれると、ついつい知ったかぶりをしてしまう。

 

「ダーティハリー3以降は見てないんです」と言えば、「じゃあ教えてあげるよ」と3以降のイーストウッドの勇士を知ることができたかもしれない。

Dirty Harry - Go With It - Strip Club Tune

知ったかぶりをしたとて、相手を感服させられるワケでもなし。

むしろその知ったかぶった分野で話がどんどん進んでいく場合もある。あのまま『ダーティハリー3』の悪役の話になったら、ボクは押し黙るほかなかっただろう。

それかさらに知ったかぶるか。どちらに話が進むにせよ、いばらの道であることに変わりはない。

 

とにかく相手にも失礼だし、話も盛り上がらないし、何一ついいことはない。

「知らない」から始まる話もきっとあるはずだ。自分の小さいプライドが満たされたからと言って、一体何の得があるのだろう。

 

先ほどの先輩も正直に「スマホは使えない」と言えば、ボクだって時間とって地図をプリントアウトする必要もなかった。

 

ボクも「コイツカッコ悪りなぁ」とか思わず、快く教えてあげられる。ナビも使えるようになり、知らないところも問題なく行ける。正直に「知らない」と言うのはいいことずくめだ。

 

小さなプライド守るのと、沢山学べること、どちらがいいかは一目瞭然。

「知らない」は格好いい言葉だ。