「働きたくない」という熱い想いだけは誰にも負けない

カテゴリーは工事中です。よろしくお願い致します。

【殺戮の世界史】「なんでもないようなことが幸せだった」と思うことができる本

一番てっとり早く幸せになるには「今の自分がどれだけ恵まれているかを知ること」らしい。これは皆も耳にしたことがあると思う。

 

そんなこと言われても、給料は増えんわ、サービス残業は増えるわ、上司はクソだわ、部下にはなめられるわ、嫁の腹は出てくるわ、肝臓の数値は悪いわ、で中々自分が「恵まれている」とは思えないかと思う。

 

そんな状態で自己啓発を読んで、己に言い聞かせてみても、いまいち幸せを実感できないことだろう。

 

そんな人にあえて啓発本とは全く逆の「殺戮の世界史」を勧めたいのだ。

 

百田直樹が何かの本で「今の時代はユートピアに近い」と言っていたが、多くの人は「ユートピア?どこがやねん」と思うだろう。しかし、本書を読むとその言葉の意味がわかる。

 

ユートピアに生きていると思うと、さきほどの文句はすべて「幸せなこと」なのだと気づく人もいるかもしれない。肝臓の数値だけはどうにもならんけど、嫁のでっぷりした腹は愛でることができるようになるのだ。

 

f:id:kiyokiyo-1107:20180819163353j:plain

 

 

殺し合い=世界史

 

 世界史を勉強し出すと、衝撃の事実に直面する。

「殺し合いばっかりやん……」

ずっと殺し合いをしているのだ。歴史が始まって、現代までずーーーっと。

 

歴史というのはあまりに戦争が多いので殺し合いや虐殺を知ると、大体の世界史の流れがわかる、という非常になさけないもの、かつ単純なものなのである。

 

何千万人単位でぶっ殺されていることもある。数値がデカすぎていまいちピンと来ない。1人死んだだけで、ニュースになる現代とは雲泥の差である。

 

嫁が目の前でレイプされ、旦那は引きずり回される。

こんなことが当たり前に行われているのが、歴史というヤツだ。なにこれ怖い。

 

世界史をおおまかに知ることができる、という点でもこの本は非常にオススメなのである。

 

1968 history Vietnam

 

 

日本に、この時代に、生まれたことがものすごく幸せなことだと気づく

 

 「うわーこんな虐殺が行われていたのか。南無……」

とか人ごとに思っている場合ではないのだ。忘れてはいけないのは「ボク達現代人もこの『殺戮の世界史』の中に生きている」ということ。

 

日本は幸運にも殺戮されることは1945年以来ないが、今も世界のどこかでは誰かが殺戮されている。

本書の一番最初に載っている「ユーゴ戦争」も1999年まで行われていたのである。つい最近まで、あの綺麗なヨーロッパでもこんな虐殺が行われていた。信じられん…。

 

「日本は平和」とは言うが、この殺戮の世界にいる以上、安心できない。平和になったのではなく「今は少し殺戮が落ち着いている」のが、正しい見方だと思う。

 

江戸時代も大きな戦争、虐殺はなく、平和だったと言われているが、200年経ったあと、外国が侵略しにきて(ペリーさん)、幕末という動乱時代となった。

そして、日清戦争、日露戦争、太平洋戦争と、日本の歴史でも一番の残酷な時代を迎えることになるのである。

 

A KOREAN DRUM & BUGLE CORPS ESCORTS THE GRAND-MASTER OF THE EMPEROR'S ROYAL STABLES THROUGH SEOUL in 1903

 

今もその江戸時代と同じようなもので、何年かするとまたペリー的な人が侵略にきて、動乱の時代に突入するかもしれない。

 

今は落ち着いているが、いつどんな虐殺が日本でも発生するのか、だれにもわからないのである。綱渡りしているようなモンだ。バランスを崩すと落ちる(戦争)。

 

そう考えると殺し合いのない日本、この時代、に生まれたことは、歴史という広い目線で見ると、本当に幸運なことなのだ。

 

嫁の腹が出てても、給料が増えなくても、殺されないだけ幸せ。

 

比較対象をお金持ちや隣の芝生にするのでなく、「殺戮の世界史」にしよう。すると「今の自分は何があっても幸せ」だと実感することができるかもしれない。

 

世にもおぞましい殺戮の世界史 (KAWADE夢文庫)

 

 

虐殺人数 トップ3

 

 世界史の悪、というとナチスのホロコーストが真っ先に出てくるだろうけど、それ以上に酷い虐殺は沢山ある。

 

ホロコースト以上の酷いことを人間は沢山してきたということを知るためにも、多少不謹慎だが本書に書いてある数字を参考に殺された数のトップ3を挙げてみた。あまりに人数が多すぎてすべて推定値だけど。

 

毛沢東 最大推定5000万人

 推定であるが、毛沢東が虐殺した数は2000万人~5000万人と言われているらしい。(P127より)

ちなみにネットでは6000万人と言われており、毛沢東が断トツで1位だ。

 

スターリン 最大推定6000万人

 さきほどの毛沢東でもそうだが、人口が多い場所で共産化を進めるとこのような大虐殺が引き起こされるらしい。少なく見積もって2000万人。(P108)

スターリンに関しては2000万人から6000万人と、数字がハッキリしていない。

 

黒人奴隷貿易 推定6000万人

 欧米は虐殺者と聞くとヒトラー、スターリン、毛沢東、東条英機が思い浮かぶらしいが、白人による黒人奴隷貿易もまぁ酷いもんである。

しかし、上記の2人は一代であれだけ殺しているのに対し、奴隷貿易は3世紀に渡ってである。上の独裁者に比べたら、まだ数字としてはマシ。数字だけ見ればね。やってることはどっちも酷い。

 

ST 24 12

 

 

さいごに

 

 本書の虐殺された人数を見ると、数値がデカすぎていまいちピンと来ないかもしれない。

でも、1人という数にもボク達のような人生があったのだと思うと、本当に酷いもんである。

 

「明日死ぬかもしれない」時代が多く続いてきた歴史においては、確かに今はユートピアなのかもしれない。

だから小さいことに悩んでないで、元気に生きていきましょう。

っつったってそれができないから、皆困ってんだよなぁ。どーする?わかんねえなぁ。