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ジュディ・ガーランドに学ぶストイックな生き方

『オズの魔法使い』という映画を観た。1939年のミュージカル映画だ。

 

主人公のドロシーを演じるのが、ジュディ・ガーランド。有名な『オーバー・ザ・レインボー』を歌っている人がこの人。他には『スタアの誕生』にも出ている。当時のトップ女優だった。

 

『オズの魔法使い』は終始歌って、踊って、という楽しい映画だった。ジュディ・ガーランド(以下、ジュディたん)も非常に可愛らしく、一気にファンになった。

 

で、ウィキペディアでジュディたんを調べてみたのだが、あの可愛らしい映画のジュディたんとは似ても似つかない、

目的のためなら手段を選ばない、壮絶な人生を歩んでいた

ことを知った。あのストイックさは皆が見習うべきだと思ったので、ちょっと紹介させてほしい。

The Wizard of Oz (1939)

 

 

13歳で枕営業

 

 ジュディたんは13歳でMGM*1と専属契約に至ったのだが、その理由が「枕営業」だった。

 

枕営業でキャスティングすることで有名なプロデューサーだったので、ジュディたんはそのウワサを聞くや否や、自分を成功に導くために抱かれに行ったのだろう。そして無事、契約をすることができた。

 

当時は当たり前だったのか知らんが、13歳で枕営業とは大した根性である。このプロデューサーはクズだが、ジュディたんは本当にすごい。

 

とか思ってたら、どうやら「MGMのプロデューサー全員と寝ていた」ようである。ジュディたん、ストイック過ぎだろ…。

 

肥満体質だったので、薬で無理やりダイエット

 

ジュディたんは「空気を吸うだけで太る」体質だった。ウチの妹と同じである。

 

デビュー前からブクブクに太っていたジュディたんは役を獲得するため、ダイエットピルと覚せい剤を飲みまくり、ダイエットしていた。

 

その甲斐あって『オズの魔法使い』のドロシー役を獲得。

その映画では知恵のないカカシと感情のないブリキ男、臆病なライオン男と楽しそうに歌って、踊っていた。

天真爛漫、すごく無邪気な演技で「さすが当時のトップスター」と感心していたのだが、どうも薬でラリッてただけらしい。

The Wizard of Oz (1939)

これを知ると『オズの魔法使い』の印象も変わってくるぞ。子供に見せてええんかいな。

 

映画のために中絶、どんどんヤク中に

 

ジュディたんは1941年に結婚し、妊娠。

しかし、映画に差しさわりがあるということで、中絶している。

 

夫とも「性の不一致」で離婚。どうやらジュディたんは夫がドン引きするほどのプレイを求めていたらしい。

詳細は不明だが、答えてやるのが男、というものだろう。これは夫が悪い。

「性の不一致で離婚」、現代ではあまり考えられないが、ジュディたんにとっては死活問題だったのだろう。

 

それらのストレスもあったのか、ジュディたんはどんどん薬にハマっていき、撮影も遅刻や無断欠席を繰り返すようになる。

130日の撮影のうち36日しか参加せず、あまりにひどいということで精神病院に放り込れ、自殺未遂を繰り返した。

 

The Wizard of Oz

 

 

ジュディたん、ついに解雇される

 

 その後二度目の結婚、子供も産まれるが、薬の摂取は酷くなっていった。

精神異常になり、ふたつの映画の主役を降ろされた。ブチ切れたジュディたんは、完全メイクをして降ろされた映画の撮影に参加し、邪魔をしていたようである。

ジュディたんを怒らせると恐ろしい。

 

遅刻、無断欠席、激太り…ジュディたんのあまりの酷い態度にMGMはついにブチ切れ、ジュディたんを解雇。二人目の夫とも離婚し、さらに自殺未遂を繰り返す。

 

映画復帰するもワーナー・ブラザーズにいじめられる

 

しばらくはジャズ歌手として活躍していたが、『スタア誕生』で映画復帰。アカデミー賞主演女優賞にノミネートされる。

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しかし、ワーナー・ブラザーズ社は撮影中のジュディたんの態度に腹を立てており、宣伝、根回しは一切行わなかった。

 

もちろん受賞は叶わず、*2いじめられたジュディたんはFBIに監視されるほど、薬にのめり込む。

 

ジュディたん、自殺

 

その後も映画に出演し、アカデミー賞にノミネートもされるが、薬物摂取はどんどん進んでいき、五度目の結婚の3ヶ月後、ついにバスルームで自殺する。47歳だった。

 

過剰なアルコール、薬物摂取で、老人のような遺体であった。ジュディたんの子供いわく「母はハリウッドに殺された」とのこと。

 

枕営業で役を獲得し、役のために薬でダイエットを続け、中毒になり、精神異常になり、MGMに見捨てられ、ワーナー・ブラザーズにいじめられた。

ハリウッドで成功し、ハリウッドに殺された。最後までハリウッドに翻弄されつづけたジュディたんの壮絶な人生だった。

 

同性愛者のシンボルに

 

ジュディたんは性生活が奔放だっただけでなく、同性愛者でもあり、バイセクシャルだった。当時はタブーだった同性愛に理解を示した数少ない有名人であり、同性愛者のシンボルとなった。

 

 同性愛者の隠語で「ドロシー(=ジュディ)のお友達」とは同性愛者を指し、同性愛解放運動の場では必ずと言っていいほど「虹の彼方に」の曲がかかる。また、「虹の彼方に」にちなみ「レインボー・フラッグ」(虹の6色)は同運動の象徴とされている。 

ジュディ・ガーランド - Wikipedia

 

派手な性生活、薬、生き急いだ彼女は同性愛者のシンボルとして今も語り継がれている。死後にやっと報われたジュディたんだった。

 

Rainbow flag

 

今、政治家の「生産性がない」という言葉で、再び同性愛者、LGBTへの理解の無さが浮き彫りになっている。

 

同性愛者に寛容で、シンボルとなったジュディたん。今こそジュディたんの壮絶な人生に学び、行動を起こすべき時なのではないだろうか?

 

さいごに

 

 

ジュディたんの人生から学ぶこと

 

ジュディたんは役を獲得するため枕営業も、薬物摂取もいとわなかった。

枕営業も薬物もダメなことではあるが「自分の夢をかなえるためにストイックに行動する」という点ではボク達は学ばないといけない。

 

社会は綺麗ごとばかりではない。犯罪や体を売るのはダメだけど、ジュディたんのように夢を叶えるには「ストイックな泥臭さ」というのはある程度は必要なのではないか。

 

今、成功し輝いて見える人でも、ジュディたんのように「泥臭く、ストイック」に行動した部分は必ずあると思う。

 

何の努力もせず、汗をかかず、泥をかぶらず、成功するというのは虫が良すぎるのではないか。

 

手段を選ばず(ある程度はね)、周りに左右されず、もっと必死にならないといけないなぁと、ジュディたんの人生を見て、ふと思いました。

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※この記事はすべて

ジュディ・ガーランド - Wikipedia

を参考にさせていただきました。ありがとうございました。

 

*1:メトロ・ゴールドウィン・メイヤー、ライオンが鳴くロゴで有名

*2:グレース・ケリーが受賞。「受賞逃すのも仕方ねえんじゃないか」と思ってしまうくらいの大女優である。