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【偉人の失敗から学ぶ】ウンコを漏らした徳川家康

徳川家康と言えば、戦国時代の厳しい戦いを経て、天下統一を果たした偉大な人物である。

 

そんな家康には数々の逸話があるが、その中でも一番取り上げられやすく、ポップなものと言えばコレだろう。

 

「ウンコを漏らしながら逃走した」

馬鹿じゃねえの?くせえな。古ダヌキが。なんて言われてしまうこの致命的なミス。漂ってくるのは、愛しさと、切なさと、心強さと、そしてウンコの臭いだ。

 

「情けない」と切り捨ててしまうのではなく、こんな臭いミスでも学べることは沢山ある。

 

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全然情けなくない、家康のウンコ

 

子供ならまだしも、大人がウンコを漏らすのはよくない。生理現象とは言え、我慢するのが立派な大人のやることだ。

 

家康がウンコを漏らしたのは、30歳の時であり、くしくも現在のボクと同じ歳である。

今、ボクが街でウンコを漏らすと、情けないどころか事案になってしまう。「ウンコ男」と小学生の間ではウワサになるだろう。それくらい30歳のウンコは情けない。

 

しかし、家康のウンコはボクのウンコとは違い、バカにするものでもないし、情けなくない。背景を見ればわかる。

 

家康がウンコを漏らしたのは「三方ヶ原の戦い」の時。

相手は誰もが知っているビッグネーム「風林火山」で有名な最強の武田信玄。同盟を組んでいる信長との共闘だ。

Takeda Shingen, Kofu Eki-Mae

↑こんなイカついオッサン相手だとウンコを漏らしてしまうのもわかる

 

しかし、今川倒してかなり調子に乗っている信長でも、武田はめちゃくちゃ怖いし、腰が抜けるほどの強敵。信長も家康もチワワのようにプルプルしながらの出陣だっただろう。

 

家康は攻めてくる武田軍に備えて、浜松城にて準備万端で待っていた。「やったるで~いつでも来いや~武田軍!!」。武田がいない時は大変威勢が良い。しかし、ここで悲しい出来事が起こる。

 

武田軍は浜松城を素通りしたのだ。家康、めっちゃシカトされた。武田信玄にとって家康はアウト・オブ・眼中であった。

 

これには我慢強いハズの家康でもブチ切れた。「オマエ、コラ!!待たんかい!!何シカトさらしとんじゃあ!!ボケぇぇぇ!!」と武田軍に聞こえない程度の声でささやいたと思う。

 

相手は最強の武田軍。このまま素通りさせておけばよかったものを、(戦いを挑めば間違いなく死ぬ)シカトされ、屈辱を受けた己のプライドのため、出陣した。勝てもしない強大な敵を相手に。

 

現在で言うと、一人でヤクザ数人に立ち向うようなもの。

勝てるわけないやん。家康ハンパないって。そんなんできひんやん普通。

 

「我慢の人」と後世で言われる家康が、唯一根性を見せた瞬間である。

 

で、結果は大敗。その時、あまりの武田軍の恐ろしさに思わずウンコがプリッと出た。ベジータがフリーザを前にして涙を流したのと同じシチュエーションだ。

 

ベジータの涙が家康だとウンコになっただけ。「強敵を相手に果敢に挑んだ」点では、どちらも称賛されるべきものである。

S.H. Figuarts SSJ Vegeta Statue

↑流したのが涙でホントよかった。ウンコだったら、ここまで評価はされなかっただろう。

 

命からがら、ウンコを引きずり、なんとか生き残った家康。

本当にすごいのはこの後だ。

 

ウンコを漏らした自分の情けない姿を絵にした

 

30歳にもなってウンコをもらしたら、普通周りに言うだろうか。ネタっぽく友達に言う場合もあるが、部下とか上司にはさすがに言えない。

 

バイト時代の先輩が1週間に1回のペースでウンコをもらしていて、(先輩は当時27歳)漏らすごとに「あかん、またやってもうた」といちいちボクに報告してきたが、そういうことは現代だからできることであって、「屈辱=死」くらいの認識である当時の戦国時代では、「ウンコ漏らしちゃった。テヘっ♪」なんて絶対言えない。

 

しかし、家康は言うどころか、そのウンコをもらした状態の、情けない姿を絵にした。

 

描いてる方も家康も臭くてかなわなかっただろう。ケツがかぶれる危険をおかしてまで、なぜこのようなことをしたのかというと、

 

「この時の情けない姿、くやしい思いを忘れないため」

であった。この時の情けない自分、悔しかった自分を記録し、自分を奮い立たせるため、絵にしたのであった。

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 ↑これ。ちょっと決めてる感じが鼻につく。

 

家康のウンコから学べること

 

 家康のウンコが全く情けなくないとわかった。この逸話を実生活にどう活かすべきだろう。

ウンコから学べることを考えてみた。

 

死ぬくらいなら逃げろ

 

家康は果敢に挑んだのはいいが、ボコボコにされた。恐くて逃げた。しかもウンコを漏らした。ダブルショックである。ウンコを漏らしながら、逃げるくらいなら男らしく死ぬのが普通なのだが、それをしなかった。

 

死よりウンコを選んだのである。今思えば死ぬよりこちらの方が立派だ。

 

誰しも「死にたくなる」ようなミスをした経験があるだろう。会社に莫大な損害を与えても、クビになっても、死んでしまっては、すべてが終わりだ。

 

死を選ぶくらいなら、逃げろ。ウンコを漏らせ。仕事でミスをしたり、友達の前で死にたくなるほどの恥をかいた時、家康のウンコを思い出そう。

 

カッコよく死ぬことより、惨めなウンコを選んだことで、後に家康は天下を統一した。生きてりゃなんとかなるのだ。

苦しくて仕事を惨めに辞めたとしても、いくらでも挽回はできる。ということを家康のウンコは教えてくれている。

 

 情けない自分を記録に残し、今後に活かせ

 

 ミスは隠しがち。思い出したくもないことは、懸命に忘れようとする。

戦国大名がウンコを漏らすなんてことは、おそらく不倫相手と事に及んでいる時、嫁にあらわになった姿を見られる以上の屈辱であろう。というか比べ物にならない。

そんな屈辱的な姿を家康は今後の自分に活かすため、記録して残した。

 

不倫後は嫁にもその両親にも罵倒されるだろう。多額の慰謝料も請求されるだろう。そんな情けない思い出を記憶から消してしまうのではなく、記録にしてしまうのが、家康が行ったことような事である。

 

嫁と両親に罵倒され、情けなく涙を流している姿を写真におさめる。離婚調停中、「それだけは勘弁してくれ」と泣きながら、嫁にすがっている情けない自分を写真におさめる。

 その惨めな写真を見るたび、「うん、職場のパートの綾子さんはケツがプリっとして是非ともしゃぶりつきたいが、やめとこう」となるのだ。

 

不倫に限らず、仕事の失敗も忘れるのではく、記録に残す。その時の悔しい思い、情けない気持ちもすべて残しておく。それを見る度、「慎重にやろう」と思うはずだ。

 

情けない自分は記録に残し、今後に活かすことができる。ということも家康のウンコは教えてくれている。

 

ひとつのミスだけを切り取り、その人を馬鹿にするのはよくない

 

「家康はウンコを漏らした」

どうもこのエピソードが独り歩きしていて、「ウンコを漏らした家康=ダメなやつ」というイメージだけが広がっている。

 

そもそも「家康が漏らしたウンコ」と「ボク達が漏らしたウンコ」を簡単に比べてはいけない。

家康はウンコを漏らしたが、相手にしていたのは、当時最強の武田軍。

一方、ボク達がウンコを漏らした時、相手にしていたのは、己の便意のみ。

同じウンコでもボク達が漏らすウンコと家康のウンコは意味が全然違ってくる。同じウンコはウンコでも簡単に比較できるものではないのだ。

Yōmeimon, Nikkō Tōshōgu, Nikkō

↑こんなん建てさす人のウンコと比べてはいけない

 

しかも、家康は天下を統一したスゴイ人だ。

幼少時代、信長のオトンに誘拐されたり、今川家の人質となったり、関ヶ原でかつての敵を味方にする政治力を発揮したり、大阪の陣で真田幸村に危うく殺されそうになったり、数々の苦労をして、日本のトップに立った。

 

どう考えてもすごい。「ウンコを漏らした」このエピソードだけで「情けない」としてしまうのが、どれだけ間違っているかがわかるだろう。

ボクの昔のクラスメイトであるS君はすごく良い奴だった。勉強を教えてくれたり、当時話題のニンテンドー64を買い、『ブラストドーザー』を真っ先にプレイさせてくれたり、とすごく良い奴だった。

ブラスト・ドーザー

しかし、彼にはひとつだけ問題があった。「ゲロをよく吐く」のだ。どこにでもいたと思う。「ゲロをよく吐く」ヤツが。

 

S君は給食のカレーの入ったバケツみたいなヤツの中に盛大にゲロをした。そのクラスだけカレーが食えなくなった。

それ以降彼のあだ名は「ゲロ男」になった。「カレーにゲロをした」。彼がしたミスはたったこれだけである。普段はきちんとトイレでゲロ吐いてたから。

 

S君は誰にでもいい奴なのに、「カレーにゲロを吐いた」だけを切り取られ、皆からバカにされ、いじめられた。

『ブラストドーザー』やりつつ、ボクも陰で「ゲロ男」と呼んでいた。この一連の登場人物の中で一番クズなのは間違いなくボクである。

 

このようになにか一つのミスでその人のイメージを決めてしまうのはよくないことだ。家康もS君も、ひとつのミスを除けば完璧な人だ。

 

ミスをあげつらってバカにするボク達の方がバカなのである。情けないことだと反省しなければいけない。

 

まとめ

 

家康のウンコで学べること

  1. 死ぬぐらいなら逃げろ
  2. 情けない自分を記録に残し、今後に活かせ
  3. ひとつのミスだけを切り取り、その人を馬鹿にするのはよくない

の3点。

 

ウンコひとつでこれだけ学べる。歴史ってすごいですね。