「働きたくない」という熱い想いだけは誰にも負けない

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【こんな上司はダメだ】「一回しか言わんぞ」が口癖

「一回しか言わんからよく聴いておけ」

上司はたまにこんなことを言う。大事なことほど、一回しか言わない。

 

「大事なことだから、一回しか言わんぞ」

というバリエーションもある。「大事なこと」と「一回しか言わない」は組み合わせていけない言葉である。大事なことなら、何度も言った方がいいんじゃないか。

 

一回しか言わんことで、聞き洩らすこともある。メモをし忘れることもある。なのに聞き直すと怒る。「一回しか言わん言うたやろ」と。

やり直しがきかないゲームみたいなモノで、聴き手は常に異常な緊張状態を強いられる。本格的な仕事が始まる前に何故こんなことで疲弊しないといけないのか。

 

敵のスパイに盗聴されるとマズイ内容なら、一回しか言わないのもわかるが、それなら、メモとかで渡してくれ。というかメモで渡せよ。一回も言わんで済むぞ。

 

今回は何故か「一回しか言わんぞ」と言う上司の実情に迫りたいと思う。迫りたくないが。

 

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一回しか言わない理由

 

「一回しか言わんぞ」。当たり前のように皆が使っているセリフだが、何故このようなことを言うのか、考えたことがない人がほとんどだろう。

こういう上司の心境を考えてみる。

 

時間がもったいない

 

上司は忙しい。だから一回言うのはいいけど、二回言うのは時間がもったいない。

 

しかし、二回目を言ったところで、どれだけの時間のロスになるというのだろう?せいぜい1分くらい。その1分すら惜しいと言うのか。さすが上にいる人間は違うねっ!!

 

逆に言うと「1分すら惜しい状態」に追い込まれているような上司はダメだと思う。ボクの定義としては「常に忙しそうで、話しかけ辛い上司は上司失格である」なのだ。

 

「二回目を言えないほど忙しい自分」に充実感を覚えており、かつ、「できる男」だと思い込んでいる。こんな上司はもうどうしようもない。「二回目を言えないほど忙しい自分」を維持するため、「一回しか言わん」のだと思われる。

 

面倒くさい

 

単に面倒くさい。「二回言う」程度のことが面倒くさいと思うなら、それは上司失格である。というか、人間として終わっている。

 

二回言う以上の面倒くさいことは山のようにある。「食後の皿洗い」とか「洗濯物を畳む」とか「自治会の街掃除」とか「姑の機嫌を取る」とか。

 

主婦は「二回言う」以上の面倒くさいことを、毎日のようにやってるぞ。こういう上司は亭主関白気取ってんと、話題のスイーツでも買って帰ってやれ。

 

というか、こちらからすると、「一回しか言わん」お前と関わる以上の面倒くさいことなんてない。面倒くさいからさっさと二回でも三回でも言えバカ。

 

 

「一回しか言わない」のが立派な社会人としての振る舞いだと思っている

 

ボクが思うにこれが一番大きな理由だと思う。あまり公にはされないが、暗黙の「社会人ルール」というものが存在する。このルールは中身の改定が何年もされておらず、ハッキリ言って、「意味のないルール」になっているものも少なくない。

 

この「一回しか言わない」もそうである。皆がこの暗黙ルールに従っているだけだと思われる。それが立派な社会人としてのルールだと信じて。

 

この人は「一回しか言わんぞ」と言うのが、立派だと思っているのである。「効果があるのか否か」を自分で考えることができないアホ―である。大変可哀想である。

 

「同じことを二度聞かない」という社会人ルールを破っている部下が許せない

 

「同じことは二度聞かない」というルールもある。これを破る部下が単純に許せない、という理由だ。

 

これは意識の高い上司によく見られる傾向で、結構仕事ができる人に多い。前の部長はこのタイプであった。部下にはビックリするほど厳しいけど、だれより自分に厳しく、結果もしっかり出してくる部長だった。

 

この人は部下に「社会人のルールはしっかり守って、立派に成長してほしい」という気持ちから、「一回しか言わんぞ」ということをあえて言って、常に緊張感を持たしているのである。

 

常日頃から「成長したくない。したら仕事が増える。自分の時間が減る」と思っていたボクからすれば、気持ちはありがたいのだが、余計なお世話だった。

 

何回も言うことは世界を救う手助けにもなる

 

RPGの選択肢みたいに、はい、を選ぶまで、繰り返し説明しなくてもいいが、「一回だけ」というのはどうなのか。ボスの居所を知るキーパーソンが「一回しか言わんぞ」と言い出したら、詰むプレイヤーが続出するだろう。

 

マザー2のサターンバレーにある敵のアジトに入るための合言葉が「滝の裏で何もせず3分間待つ」だ。

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「合言葉を言え」と言われて「3分何もせずに待つ」というのは攻略としては普通じゃない。そこが糸井重里のすごいところでもある。

 

そのことは洞窟内にいるどせいさんが教えてくれるのだが、このどせいさんが「一度しか言わない」キャラだったらどうだろう。聞き洩らしたら、そこでゲーム終了だ。ヒントなしでは「3分間待つ」みたいな、ゲームとしてはエキセントリック過ぎること、誰も出来るハズがない。

 

皆ここで詰まらずにボスの「ゲップー」を倒すことができたのは、このどせいさんが「聞けば何回も教えてくれたから」である

世界を救えたのは、このどせいさんのおかげでもある。世の上司は「社会人はこうあるべき」に捕らわれずに、このどせいさんを尊敬し、敬ってほしい。ありがとう、どせいさん。 

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  ミスを出して余計な仕事を増やすぐらいなら、何回も聞かれた方がマシ、という考え方

 

  基本的に人は見下していくタイプのボクでも、「この人すごいなぁ」と思う人は2人いた。元カプコンの社員で、企業した人。あとは店舗勤務時の店長である。

 

この二人とも「わからんことあったら、恥ずかしがらんと、何回でも聞いてくれたらいいから」と言っていた。

状況にもよるが、一回ですべて理解するのが困難なことは往々にしてある。それをしっかりわかっていたんだろう。

わからんことは気軽に二回、三回、と聞きに行っていたし、怒られることもなかったし、100%理解することで、ミスはほとんど出なかった。

 

この二人は「ミスを出されること」と「何回も聞かれる」を天秤にかけた結果、「何回も聞かれる」を選んだのだろう。

ミス出せば地方まで謝罪しに行ったり、対応に追われたりと「何回も言う」とは比べ物にならないくらいの手間と時間がかかるからだ。

非常に効率的な考え方で、よく考えると当たり前の考え方である。

 

 

「一回しか言わんぞ」ではいい加減な理解で終わってしまう可能性がある。

 

「理解できなかったけど、もう一回聞いたら怒られるからなぁ」と言って、中途半端な理解で仕事を進め、失敗してしまうケースも社会には多々ある。

それをすべて「一回で理解できなかった部下」のせいにしてしまうのはおかしい。頑なに「一回しか言わない」上司にも問題があるはずだ。

 

上司は「一回で済む」内容だと思っているのか知らんが、経験が浅い部下には「一回ですべて理解できない内容」なのかもしれない。

人によって経験も理解度も考え方も何もかも違うんだから、すべての人に「一回しか言わんぞ」ルールを適応するのは、間違っていると思う。

 

まとめ

 

「仕事のミスはコミュニケーションミス」とも言われるけど、頑なに「一回しか言わない」奴はその原因を作っている大きな要因の一つだとしっかり認識してほしい。

 

この場合、上司が成長しないと、新入社員が入ってくるたび、同じような「コミュニケーションミス」がいくらでも起こる。

「一回しか言わん」理由を今一度、しっかり自分の胸に手を当てて考えてみろ。「なんとなく」なら、すぐやめろ。つき合わされる部下が可哀想だ。

 

まあ、世の上司が意識を変えるのは無理だろうなぁ。