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【こんな会社はダメだ】経費削減をやり過ぎる

ケチというのは基本的に嫌われるものだが、それが企業単位になると「経費削減」というなにかカッコいい響きに変わる。

新聞や雑誌など読んでいると中小企業の社長が「経費削減でわが社を立て直しました」とドヤ顔で言っている記事も見かける。

 

個人のケチはダメだけど、会社単位のケチは許されるどころか、「カッコいい」ということにさえなる。これ「日本社会七不思議」の一つである。(あとの六つはヒマなら考えておく)

 

Death and the Miser, Groeninge Museum, Bruges [detail]

 

経費削減はやり過ぎる恐れがある

 

経費削減は経営者にとって一番手を出しやすい戦略である。売り上げは確実に上がるというワケではないが、経費削減は確実に結果を出してくる。そしてこの経費削減の一番良いところでもあり、悪いところは「アホな経営者でもできる」ということである。

 

しかし、アホが経費削減をし出すと、どんどんエスカレートしていき、際限がなくなる。

 

ボクがいたA社は経費削減が過ぎて、駐車場代をケチるようになった。ちなみに大阪での営業活動の話である。

 

あまりに商談や営業が長引き、駐車場代が高くなると、あとで社長に責められる。「もっと早くできんかったか?」と。次のアポがあるならまだしも、「駐車場代がもったいないから」という理由で早く切り上げるのはどうなのか。

 

B社の場合はコピーを取るための紙を使うのに、いちいち厳しい稟議が入った。「一体何に使うの?」みたいな事を言われるのである。

「何にって、コピーですけど?」

「だから何のコピー?」

「自分用にしようと…」「ダメ!!」

この判断をするのは経理のお局さんである。このオバハンは経理のクセに100%自分の感情で動く。嫌われるともはや一枚のコピーすら取れなくなるのである。

 

 この会社はさらに

珈琲に入れる砂糖、会社に置いてあるティッシュ、営業車のガソリン代、そして最後に社員の給料、さえも経費削減の対象とした。

 

砂糖とティッシュはまだわからんでもないが(いずれも個人単位でするようなケチな行為ではあるが)、ガソリン代削減は参った。

 

4人で作業をしなくてはならないところを、「車が2台必要だから」という理由で2人で行かされたり、遠出をすると「お客さんにガソリン代を請求する」よう強制される。

 

 「あのですね~。ここまで来るのに人件費がそれなりにかかってましてですね、なので~作業代を少し安くしますので(なってない)、交通費だけいただく事はできないでしょうか?」

これのおかげでお客さんに怪訝な顔をされることに慣れることができた。

 最後の給料に関しては何の理由もなく減らされている時があるので、文句を言うと「ゴメン、間違えてた」と直してくれるのだが、言わないとそのままである。これが大体30%ぐらいの確率で発生する。今思うとすごい会社であった。

加減を知らない経費削減は悲惨である。

 

その経費削減はどこかで損をしていないか?

 

先ほどの駐車場の例では、長く営業先にいれば良い、ってわけでもないけど、「いっつもすぐ帰る営業マン」って正直どうかと思う。営業で一番大切な雑談もゆっくりできない。すぐ商談、すぐ退散、である。

 

 ボクならこんな営業マンからはモノは買わない。

 

そしてコピー用紙の稟議はやりとりの時間がもったいないし、億劫なので必要なコピーすら段々取れなくなってくる。先輩は手書きで見積書書いてたが、いつの時代の話だ。しかも膨大な時間がかかる。

 

社員の給料に手を出すなど言語道断である。最強の経費削減ではあるが、肝心の社員が離れていく。ボクもこういう犯罪まがいのことをされるのがイヤでその会社は辞めた。

行き過ぎた経費削減はどこかで大きな損をしている、ということだ。アホはそれに気が付かない。

 

まとめ

 

 ヘタな経費削減はしない方がマシだ。